2020年プロ野球が終わりました。
今年もソフトバンクホークスの日本一となり閉幕したプロ野球。
さっそく来季に向けて動き出したそれぞれの球団。
2021年のプロ野球はどのような展開になるのでしょうか。
日本一となった福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督が常々選手たちに言っていたのは、同カード3連戦を2勝1敗で終わろうという言葉です。
3連勝するぞー!と意気込みがちなところをあえて1敗は大丈夫。
2勝1敗を積み重ねて行けば自ずと優勝できるということ。
それを実際に体現したソフトバンクホークス。強さの秘訣は同じ球団相手になるべく負け越さないこと。
そのためには苦手なチームをなくしたいところです。
ということで2020年プロ野球から、苦手なチーム得意なチームを分析していきたいと思います。
パ・リーグ
福岡ソフトバンクホークス
対ロッテ 11勝12敗
対西武 13勝10敗
対楽天 15勝9敗
対日ハム 17勝6敗
対オリックス 17勝5敗
なんとソフトバンクホークスは下位チームになればなるほどきれいに勝ちが多くなっています。
2019年からのロッテへの苦手意識は変わっていない模様。
もしくはロッテがシンプルに強い。ロッテへの対策はこれからも必要不可欠。
千葉ロッテマリーンズ
対ホークス 12勝11敗
対西武 9勝15敗
対楽天 8勝15敗
対日ハム 13勝11敗
対オリックス 18勝5敗
唯一ホークスに勝ち越したロッテ。昨年同様ホークスとの相性は悪くなさそう。
気になるのは西武、楽天の下位チームに大きく負け越していること。
苦手チームといっても良さそう。反してオリックスにはめっぽう強く、得意としているチームな様です。
埼玉西武ライオンズ
対ホークス 10勝13敗
対ロッテ 15勝9敗
対楽天 12勝10敗
対日ハム 10勝14敗
対オリックス 11勝12敗
対ロッテ以外はどのチームとも拮抗している印象。
強いて苦手なチームを挙げるなら、下位チームにも関わらず負け越している日本ハム。
逆にロッテには上位チームにも関わらず大きく勝ち越しているため、大得意なチームとなっています。
東北楽天ゴールデンイーグルス
対ホークス 9勝15敗
対ロッテ 15勝8敗
対西武 10勝12敗
対日ハム 11勝10敗
対オリックス 10勝12敗
意外にもロッテ以外には全て負け越している楽天。苦手なチームはないイメージ。
下位チームにも少しながら負け越しているためここを少しでも勝ち越しに持っていければ順位は大きく変わってきそう。
ロッテに対しては明らかに強くロッテキラーなチームとなっている。
北海道日本ハムファイターズ
対ホークス 6勝17敗
対ロッテ 11勝13敗
対西武 14勝10敗
対楽天 10勝11敗
対オリックス 12勝11敗
対ホークスで大きく負け越している日本ハム。
他の4チームとは拮抗しており、トータルで見れば勝ち越していることから(ホークスを除く)対ホークスでの勝利数が順位に大きく影響している。
ホークスへの対策は不可欠だ。
オリックスバファローズ
対ホークス 5勝17敗
対ロッテ 5勝18敗
対西武 12勝11敗
対楽天 12勝10敗
対日本ハム 11勝12敗
オリックスは明らかにホークスとロッテを苦手としている。
他3チームとは拮抗していることからホークスとロッテの対策をすることが順位を上げる鍵になりそうだ。

セ・リーグ
読売巨人ジィアンツ
対阪神 16勝8敗
対中日 12勝10敗
対DeNA 12勝12敗
対広島 12勝9敗
対ヤクルト 15勝6敗
見事に2位を突き放しリーグ優勝した巨人。
その戦績は負け越したチームがおらず圧巻でした。
中でも阪神、ヤクルトにめっぽう強く得意としている。
苦手なチームもなさそう。来季も強い巨人軍が観られるか!?
阪神タイガース
対巨人 8勝16敗
対中日 14勝10敗
対DeNA 12勝9敗
対広島 13勝8敗
対ヤクルト 13勝10敗
2020年リーグ2位と強い阪神が帰ってきつつある。
戦績を見ると巨人以外には勝ち越しており特別得意なチームはいなさそう。
逆に巨人に大きく負け越しているため、リーグ優勝するには苦手な巨人の克服がカギとなる。
中日ドラゴンズ
対巨人 10勝12敗
対阪神 10勝14敗
対DeNA 15勝9敗
対広島 10勝13敗
対ヤクルト 15勝7敗
上位チームに負け越し下位チームに勝ち越しが多くみられる中、下位チームにも関わらず負け越したのが対広島。
広島が苦手と言っても過言ではなさそう。
負け越しも大きくはない為、上位チームとの接戦をものにする力が大事。
逆に得意なチームははっきりとDeNA、ヤクルトだといううことが分かる。
横浜DeNAベイスターズ
対巨人 12勝12敗
対阪神 9勝12敗
対中日 9勝15敗
対広島 14勝8敗
対ヤクルト 12勝11敗
唯一巨人が勝ち越せなかったのがDeNA。順位から相関しても得意なチームは巨人と言える。
また広島も得意としている模様。
逆に苦手なチームは阪神、中日となっており、他のチームと比べても好き嫌いがはっきり見えるチームとなっている。
広島東洋カープ
対巨人 9勝12敗
対阪神 8勝13敗
対中日 13勝10敗
対DeNA 8勝14敗
対ヤクルト 14勝7敗
なかなか順位が上がらなかった広島。
得意なチームはヤクルト、苦手なチームは順位と相関するとDeNAとなっている。
上位チームに大きく負け越している為、シンプルに力をつけたいところ。
対DeNAの対策も不可欠となりそう。
東京ヤクルトスワローズ
対巨人 6勝15敗
対阪神 10勝13敗
対中日 7勝15敗
対DeNA 11勝12敗
対広島 7勝14敗
どのチームにも勝ち越せなかったヤクルトだが、惜しかったのがDeNAとなっていることから得意と言えそう。
苦手なチームは順位と相関すると広島となる。
来季は力をつけてきた若手とベテラン青木などとの融合で上位に食い込みたい。

あとがき
まとめてみるとやはりそれぞれのチームで得意なチーム、苦手なチームは見られた。
もちろん相性だけでは片付けられないこともあるとは思いますが、苦手なチームをそれぞれ克服して上位進出、優勝を狙いたいところです。